「アクティブ元年・日本株ファンド」ファンドマネージャーのお仕事密着!~古賀ファンドマネージャー×顔の見える発信編~
三井住友DSアセットマネジメントnote編集部です。
今回は、直販専用ファンド「アクティブ元年・日本株ファンド」を運用する古賀ファンドマネージャーの仕事に密着しました。
毎月公開している運用報告動画の撮影および企業への出張取材の様子をお届けします。
一般に連想される企業取材や投資先検討などの業務とは別に、「顔の見える運用」を掲げて当社直販SNSを中心に積極的に発信を行う古賀ファンドマネージャー。その発信の裏側にある想いについても、仕事風景とともにお届けします。
いち早く運用状況をお伝えする運用報告動画
前月末の運用状況を月初めに公開している「アクティブ元年・日本株ファンド」の運用報告動画。
運用報告動画では、主に前月の市場環境や具体的な投資行動に加え、組入上位銘柄について担当ファンドマネージャー4名が持ち回りで解説します。
「少しでも早く受益者の皆様にお届けしたい。」というファンドマネージャーの強い想いから、できる限り最短の日程で運用報告動画を公開しています。
また、今回は運用報告動画に加え、新しいコンテンツも準備しました。
こちらの動画は7月末より公開しておりますので、あわせてご覧ください!
企業への取材訪問
この日に伺う先は富山にある株式会社ゴールドウイン。当社の他ファンドを運用する渡辺ファンドマネージャー、部奈ファンドマネージャーとともに企業取材に伺いました。
まずは現地工場を視察し、その後IR担当の方を交え、意見交換を実施。工場視察の感想や、統合報告書の内容の感想等、企業をより良くしていくために、ファンドマネージャーの視点からの気づきを企業の方々へお伝えし、投資家の皆様に企業理念や風土を明確に伝えるにはどういった方針を取っていくのがいいのかという議論を1時間程度行いました。
本取材の前、午前中にも現地取材を行っていた古賀ファンドマネージャー。忙しい1日の企業取材の合間にお話を聞きました。
―― 古賀ファンドマネージャーが企業取材で重視するポイントは何ですか?
その企業の未来に思いを巡らすうえでは、市場環境や、その企業のビジネスモデル、成長戦略などの確認が大前提です。
そのうえで、中長期的に企業価値が高まっていくのかどうかを見極めるには、「その企業がどうありたいのか」「未来をどう描いているのか」といった企業の意思がとても重要だと考えています。また、考えは立派でも実現しないと意味がないので、その実現に向けて会社が一丸となって同じ方向に進んでいるのかも見極めたいですね。そのために経営者が従業員にどのような言葉で話をしていて、従業員にちゃんと浸透しているのかも確認したいポイントです。
―― こういった出張取材も含め、チームとして年間3,000件以上という数多くの取材をする中で、頭がパンクしてしまうのではないかと感じたりもしますが、いかがですか?
すべて覚えているわけではないので、パンクしないですよ(笑)。1つ1つの企業はそれぞれ事業内容も、考え方も、あらゆることが違いますし、同じ企業であっても、その時々の事業環境などによって変わっていることも多いので、いつも新鮮な気持ちでお話をうかがっています。過去と比較した時の「変化」は株価変動の要因となりうるので、過去のメモとも照らし合わせながら、確認しています。
一貫した「顔の見える運用」を続ける理由
直販専用ファンドである「アクティブ元年・日本株ファンド」では、設定来よりファンドマネージャーが一貫した情報発信を行っていることも特徴的です。先に述べた運用報告動画だけではなく、イベントやセミナーでの登壇、SNSでの情報発信、外部メディアへの出演等、数多くの場面でファンドマネージャー自身の言葉で運用哲学を発信しています。
―― ファンドマネージャーとして顔出しすることについて、どう感じていますか?
中長期の資産形成に資することを目的にアクティブファンドを提供していますので、私たちが考える運用品質は運用成果だけには限りません。個人投資家の皆様にとって、その時々の運用状況とともに、「誰が」「どのような考えで運用をしているのか」を把握できることは、投資を長く続けるうえでとても重要であることは間違いありません。そのためにも情報発信には積極的に取り組んでいます。
特にアクティブファンドは、インデックスファンドに比べて基準価額の変動が大きくなりやすく、中長期的には投資成果を積み上げることができるとしても、短期的に大きく下落する局面があることは避けられません。ファンドの特性や現状を、運用者が自ら積極的にお伝えすることで、少しでも自分が何に投資しているかを理解していただき、冷静な判断をしていただければと思い、コミュニケーションには力を入れるようにしています。
編集後記
今回、古賀ファンドマネージャーの仕事に密着する中で、ファンドマネージャーとして運用成果をあげるという使命とともに、ファンドを運用するにあたって顔を出して自らが発信することでファンドへの愛着や信頼感をもって長く保有してもらいたいという想いが強く感じられました。取材中に古賀ファンドマネージャーとお話する中で、「僕らが可能な限り、積極的に発信に協力をさせていただきます。」という力強い発言がありました。一貫して「顔が見える」ことを大切にする姿勢も、投資信託を選ぶひとつの観点だと一個人投資家として感じました。(小林)