米大統領選挙の最大の山場 スーパーチューズデー


三井住友DSアセットマネジメントnote編集部の平野です。
今回はカリフォルニア州やテキサス州を含む、14の州で予備選挙が行われ、民主党候補者にとって最大の山場といわれていた3月3日のスーパーチューズデーの結果についてまとめてみました!

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劣勢予想だったバイデン氏の躍進
民主党各候補は、州ごとに行われる予備選挙や党員集会での得票率に応じ、比例配分で代議員が割り当てられます。その3分の1を左右するのが、「スーパーチューズデー」です。これまでの予備選で優勢だった左派(格差是正のために税制などを大きく変えると主張する)のサンダース氏と中道派(米国の伝統的な政策を重視する)のバイデン氏の事実上の一騎打ちとなりましたが、結果は・・・

・バイデン氏→10州で勝利
・サンダース氏→4州で勝利

これまで大きく出遅れていたバイデン氏が躍進し一気に得票数トップに躍り出た一方、優勢だったサンダース氏は苦戦する形となりました。

バイデン氏の躍進には、すでに民主党の候補者争いから撤退したブティジェッジ氏とクロブシャー氏がバイデン氏を支持すると表明したことで中道派の得票数が一本化されたことも要因だったと考えられています。

また、3月4日にはスーパーチューズデーから予備選に参戦し、苦戦したブルームバーグ氏もバイデン氏を支持すると表明したため、バイデン氏にとってさらなる追い風になることも考えられます。

このように、スーパーチューズデーを経て、民主党候補はバイデン氏とサンダース氏の2名に絞り込まれる結果となりました。

バイデン氏の躍進を受け、3月4日に米国の株式市場は大幅に上昇しました。中道派であるバイデン氏の掲げる政策が株式市場で好感されたことが要因となったようです。

スーパーチューズデーで抜け出したバイデン氏とサンダース氏の争いが長期化するのか、それとも早期に民主党候補者が決定し、トランプ大統領との大統領選に向けた選挙活動が本格化するのか、今後の戦況に注目です!

今後の注目スケジュール
3月10日(6州で予備選挙)
3月17日(4州で予備選挙)

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