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個人投資家の場合は、時間が最大の武器!

「個人投資家の場合は、時間が最大の武器!」マーケット情報の発信に携わる社員に、資産形成やお金にまつわるエピソードをインタビューしました!

―社会人になって資産形成を始めたタイミングやきっかけを教えてください。

 始めたきっかけはライフイベントがあった時でした。私の場合は、結婚を機に将来のことを真剣に考えるようになり、資産形成の必要性を感じて始めました。

―今現在はどのように資産形成されていますか?

投資信託を中心に、自分なりに複数資産に分散してポートフォリオを組んでいます。それを長期間保有しているような感じですね。長期・分散という資産形成の基本を意識して運用しています。

―市川さんのようにマーケットを常に追いかけている方は、株価の変動に合わせて投資商品を機動的に売買しているような印象があったのですが、違いましたね。

そうですね。当然業務が最優先になりますので、日々の相場変動を自身の資産形成に反映する余裕はありません。あくまで仕事としてお客様にタイムリーなマーケット情報を提供していますので、自身の資産形成は二の次ということになります。私は基本的には頻繁に売り買いをすることはなく、バイ・アンド・ホールド(長期保有を前提とした投資手法のこと)ですね。

―続いて、資産形成の目的や目標はありますでしょうか?

長期保有していますので、退職後の老後の生活資金を貯めることを目標にして運用しています。

 ―今手元に100万円をポンッと渡されたら何に使いたいと思いますか?

先程もお話しした通り、長期保有しているポートフォリオがありますので、投資信託を買い増そうかなと思います。

―お金にまつわる思い出エピソードがあれば教えてください。

今振り返ればですが、結局日本っていうのはかなり長い期間にわたって低金利環境が続いてしまっていたので、やはり預金だけで資産形成というのは難しいですよね。この先もまだ続くかもしれないので、やはり早い段階で、投資を始めることを考えておくというのはとても重要だと思っています。

―これから資産形成を始める方に向けてのメッセージをお願いいたします。

私の資産形成の方法がこのnoteの読者の方に必ずしもあっているかどうかはわからないです。ただ、基本的なことだと思いますが、きちんと資産形成の目標を設定して、自分がどれぐらいのリスクを取れるのかをまず把握することが出発点です。そして、興味がある資産でもいいのですが、しっかりと分散投資をして、10年20年と長く持てるような投資商品を楽しみながらじっくり選んでいく。難しく考えることはなくて、調子が良くなかったら資産を入れ替えることは個人で自由にできますので。

個人投資家の場合は、時間が最大の武器になります!これを味方につけると時々発生する金融危機のショックを長期間で見て和らげることもできますので、繰り返しになりますが、なるべく早い段階で投資と向き合って長く時間をかけて資産形成をしていくということが大事だと思います。

 ――市川さん、ありがとうございました!

仕事編のインタビュー記事はこちら

略歴
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)で為替トレーディング業務、市場調査業務に従事した後、米系銀行で個人投資家向けに株式・債券・為替などの市場動向とグローバル経済の調査・情報発信を担当。現在は、日米欧や新興国などの経済および金融市場の分析に携わり情報発信を行う。
著書に「為替相場の分析手法」(東洋経済新報社、2012/09)など。
CFA協会認定証券アナリスト、国際公認投資アナリスト、日本証券アナリスト協会検定会員。

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