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そもそもNISAってな~に??「新NISA」開始までにポイントをおさえよう!

三井住友DSアセットマネジメントnote編集部です。
実は、私もつい最近まで「NISA」を理解できているか、あやしいものがありました。制度に関する内容が二転三転しており、運用会社に勤務する社員でさえ、理解をするのがむずかしいと感じました.
今回は「そもそもNISAとは?」というところから、「新しいNISAの解説」まで、わかりやすくお伝えします。

NISAとは、資産形成者に寄り添うやさしい制度です

そもそもNISAとはどういった制度なのか、よく分からないままになっている方も多いのではないでしょうか。NISAとは、「少額投資非課税制度」という国が定めた税制優遇制度です。通常、投資信託などの金融商品に投資して得られた利益や配当は約20%の税金が掛かります。例えば、10万円の利益を得たとしても、税引き後に実際に手にするお金は8万円弱になりますが、NISA口座で投資した場合、10万円全額を受取ることができます。

(出所)各種資料を基に三井住友DSアセットマネジメント作成

日本人の約6人に1人がNISA口座を開設済み

総務省の「人口推計」(2021年10月1日現在)によると20歳以上の日本人の人口は約1億270万人。金融庁の「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」(2022年9月末時点)によると、NISA口座の開設数は約1,753万口座。
すでに20歳以上の日本人の約6人に1人がNISA口座を保有している事になります。2024年からの「新しいNISA制度」が開始すれば、急速に“NISA人口”は増えていくと思われます。

(出所)金融庁のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
※マイナンバー導入前に開設された口座で、非課税保有期間が終了したものを、2022 年1月1日をもってみなし廃止したため、 2022年9月分は2021年12月末時点に比べて口座数が減少している。

つみたてNISAは若年層に受け入れられている

全体口座数の年代別比率をみると、“現役世代”と呼ばれる50歳代以下の「つみたてNISA」口座の割合は、実に90%以上です。できるだけ若いうちから“コツコツ”と積み立て投資で資産形成をしよう、という人が多いことが分かります。これほどまでに若い世代に受け入れられているのは、小額からでも気軽に始められることや、「長期・分散・福利」が投資の“強い味方”になるということを、なんとなくでも理解いただけているからだと考えます。

(出所)金融庁のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

新しいNISAはより安心して活用できる制度へ

さて、「NISA」のおさらいができたところで、2024年1月開始の「新しいNISA」について整理してみましょう。
2024年1月から「NISA制度」が恒久化されます。それにより、現行NISAでは期限が定められている“非課税期間”が「無期限」となります。また、年間限度額が大きく引き上げられ、「つみたて投資枠」では120万円、「成長投資枠」では240万円まで投資することが可能となります。
「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用ができますので、年間限度額は360万円です。生涯限度額は1,800万円となります。現行NISAと比べ、期限を気にする必要がなく使い方の幅が広がるので、より活用しやすい制度へ進化します。

(出所)各種資料を基に三井住友DSアセットマネジメント作成

現行NISAはどうなる?保有している金融商品は?口座は?

では、2024年1月以降、「現行のNISA制度」はどうなるのでしょうか?
「現行NISA」は、2023年を以って買い付けが終了しますが、一般は最長5年間、つみたては最長20年間、非課税のまま金融商品を保有できます。
「現行NISA」で保有している金融商品を、「新しいNISA口座」へ移行することはできず、「現行保有分」と「新NISA保有分」は切り分けて管理されます。また、すでに現行でNISA口座をお持ちの方は、とくに手続きの必要なく、現在口座を開いている金融機関で「新しいNISA口座」を利用できる見込みです。(金融機関によって手続きがかわる可能性があります。)

(出所)各種資料を基に三井住友DSアセットマネジメント作成

「つみたて投資」のメリットは「ドル・コスト平均法」!

ところで「つみたて投資」のメリットってなんなのでしょうか・・・。
みなさん「ドル・コスト平均法」はご存知ですか?毎月、決まった金額で投資をし続けることにより、基準価格が下がった時にたくさん買って、高い時は少なく買うことができます。それにより、リスクを抑え、平均単価を下げる手法が「ドル・コスト平均法」です。「つみたて投資」でも、毎月、決まった金額を投資していくので、これと同じメリットがあります。

(出所)各種資料を基に三井住友DSアセットマネジメント作成

“いずれ投資する“予定なら、できるだけ早く月1万円でもつみたてNISAを始めよう

投資の鉄則は「長期・分散・福利」です。中でも特に大事なのが「できるだけ早く始めること」です。長く相場にいるほど、累積効果で投資リターンが高まる可能性が大きくなります。また、投資金額を一定に保つ積立投資では、さらに投資リターンが高まる傾向があるので、長期投資に「つみたて投資」は欠かせないと考えます。
もし、投資をするにはたくさんのお金がないと意味がない・・・と考えている方がいるのであれば、「時間が最大の味方」ということをぜひ知っておいてください。一歩を踏み出すには勇気がいりますが、その一歩で未来は変えられます。

「新しいNISA制度の攻略法とこれからの資産運用」

先日開催しました「新しいNISA」のオンラインセミナー動画にも参考になる話がいくつもあります。すでにNISA口座をお持ちの方も、これからNISAを始めたい方も、ぜひチェックしてみてください。
コーポレートサイトでも「新しいNISA」のページを公開中です。
「物価上昇」「インフラの値上げ」「老後2,000万円問題」をみんなで一緒に乗り越えましょう!

●YouTube「新しいNISA」セミナー動画
【保存版】新NISAはどう変わる?メリットや使い方を徹底解説 - YouTube

●コーポレートサイト「新しいNISA」まとめ
2023年のうちに押さえたい!新しいNISA制度の攻略法とこれからの資産運用 | 三井住友DSアセットマネジメント (smd-am.co.jp)

重要なお知らせ | 三井住友DSアセットマネジメント (smd-am.co.jp)


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