浪費家オタクの私が最初に始めた資産形成
三井住友DSアセットマネジメントnote編集部の小林です。
プライベートではアイドルオタクで浪費家の私が資産形成を意識した際、最初に始めたことをお話しします。
ステップ1:最もつらい現状認識
前回の記事でお話しした通り、社会人3年目までの私の貯金はゼロでした。
前回の記事はこちら☟
https://note.smd-am.co.jp/n/n3f37adc55620
将来を見据え着々と資産形成をしている友達を見て、「さすがにまずいな」と思った私がまず着手したことは現状認識。浪費家という自負はあったにも関わらず、毎月何にいくら使っているか全く把握してなかったんですよね。毎月のお給料がなくなっても、ボーナスからわずかに貯金した分をいとも簡単に取り崩し、欲しいものを欲しいだけ買う生活をしていました。(今思えば恐ろしい…)
そこで、現状認識のために始めた家計簿アプリ。
体感では毎月かかる生活費を除いた月2-3万円を趣味に注ぎこんでいる認識でしたが、蓋を開けてみると月5万円ほど使っていました。体感ほど信頼性が低いものはないと実感しました。
ちなみに最近の家計簿アプリは銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどと連携し自動入力してくれるようですが、今回は自分のお金の使い道を把握することが目的だったので、あえて手入力するようにしていました。
ステップ2:「投資」「消費」「浪費」に分別し、なるべく「浪費」を減らして生活する
家計簿をつけ始めて1か月後、私はそれぞれの出費を「投資」「消費」「浪費」に分別しました。
この方法は何となく参加したお金のセミナーでFP(ファイナンシャルプランナー)さんが話していた内容です。
ちなみに「投資」は預貯金や投資信託の購入などお金を貯める目的以外に、習い事などの自身のスキルアップに関わる出費や、久しぶりに会う友人とのごはんやLIVEのチケット代などの自分の心を満たすような出費も分類していました。すなわち自分への投資代ですね。
この分類をしてみた結果、何が自分の中で浪費かが見えてきました。
待ち合わせ時間までの暇つぶしに何となく入ったカフェ代、スーパーに行くのが面倒で使ったUberEats代、コンビニでお金をおろした際の手数料、などなど。
よく見るとどれも自分の怠惰が招いた浪費に思えてきて、図らずしも自分の生活スタイルを振り返るきっかけにもなりました。
また、お金を使った後に振り返るだけではなく、使う前にも「これは消費かな?」「これは浪費だろうな…」と考える機会が自然に増えていたのも大きな発見でした!
ステップ3:ひたむきに継続する
このように自身のお金の使い方を見える化した私。
最初の頃は面倒だった家計簿入力も今では溜めずに行うようになりました!
お金の見える化を習慣化するためには、是非皆さまも 自分に合った工夫をされてみてはいかがでしょうか。例えば私の場合は家計簿自体を手入力しているので、現金やクレジットカードを使う際はあえてレシートをもらうようにしたり、電子マネーを使った直後に履歴を確認したり。
習慣化が成功したら、日々、いかに「浪費」を減らし、「投資」に回せるかを意識しながら生活を続けていきます。
能動的にお金を使うと気持ちいい!
正直なところ、この作業を経ても毎月趣味に使っているお金は変わっていません。
ただ、お金を使うことに対する姿勢が受け身から能動的に変わったな~と感じています。常に自分の中で腹落ちしてお金を使えている気がします。
例えば、今までだったらなんとなく行って、帰り道に「思ったより高くついちゃったな…」と思うことも多かった友達とのご飯代。これについても「この予定(友達とのご飯代)は少し高くつきそうだけど自分の心を満たすための「投資」だ…!」と前もって想定しながらお金を使うと、いつもよりも「友達と過ごす時間をより大事にしよう」「せっかくの豪華なごはんだから堪能しよう」と思うようになりました。自分にとって、そのお金の使い方が持つ意味を考えるようになったのも過去の自分からすると大きな成長です。
今回紹介した私の資産形成のはじめの一歩は、人によって合う合わないがあると思います。
しかし、ものは試し!浪費家の自負はあるが何から始めていいかわからない!という方は、今回ご紹介した方法を参考にしてみてください。