自分が生きてきた中で一番株価が高いけれど何も実感が湧かない
日経平均株価はバブル崩壊後最高値を更新しています。にもかかわらずコロナの影響もあってか、景気が良いという実感がないのは私だけでしょうか?
三井住友DSアセットマネジメントnote編集部の平野です。あまり金融の知識が豊富ではない私からすると、株価が高い=バブル期の華やかなイメージが強いです。人々は買いたいものを買うし、遊びたいだけ遊ぶ、旅行にもたくさん行く、企業は積極的に投資をして経済が活発に回っているような、ギラギラしたイメージがありました。
そのイメージと比べると、今は株価が高いとはいえ、実際自分の身の回りは特に何も変わっていないような気がします。むしろ、よく行っていた近所の飲食店が何か所か閉店していたり、連日ニュースで流れてくるのは感染者数の拡大や移動制限など、ネガティブなことばかり。
私も趣味である海外旅行やアイドルのライブにはいけませんしね…次はいつ行けるのか、めども立っていません。
愚痴は置いておいて、資産形成の話に変えます。
私が生まれたのは、阪神大震災や地下鉄サリン事件など悲しい事柄が続いた年でした。その年の年末の日経平均株価を調べてみたら19,868円15銭(1995/12/29)でした。
中学生の頃にリーマンショックが起こり、日経平均株価は最安値の7,054円98銭(2009/3/10)まで下落、そして社会人となって経験したコロナショックと、振り返ってみるとあまりポジティブなマーケットイベントを私自身経験していない気がします。
一方で、日経平均株価は大きく下落する局面がありながらも2020/11/27時点で26,644円71銭と、過去との比較では大きく値上がりしています。皆さんがもし25年も前から投資をしていたら、財布が喜ぶ結果になっていますね。「資産形成は長く続けることが大事」というのが証明されているのではないでしょうか。
私は社会人になるまで株価を気にしたことなんかなくて、たまにニュースで謎の数字が流れているな、くらいの認識でした。冒頭のバブル期の話もリーマンショックの時の話も、本で読んだり人に聞いたりしただけで、その頃の大変さや生活環境の変化は経験してない自分にはわかりません。
でも、社会人になったいま、マーケットに近い場所でコロナショックの影響を実体験として学べているので、きっといつか「コロナショックってこんな感じだったよ」と、自分から若い世代に話す日が来るのかもしれませんね。
今後の株価はどんな専門家でも確実な予想はできません。ですが、資産形成は投資タイミングを分散し、長く続けることがより効率よく運用するコツです。今は高値掴みかな…とタイミングに迷っている方も、是非長期の積み立てで、資産形成を検討してみてはいかがでしょうか。
私もしばらくアイドルのライブはなさそうなので、引き続き積立投資でアイドル追っかけ資金を増やしていこうと思います。