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「運用担当者の考えやアクティブファンドの魅力を伝える場を作りたい」運用会社の営業担当者の想い

運用会社における営業の仕事内容や現在力を入れて取り組んでいることについてインタビューしました。コロナ禍での変化を受け、投資信託の販売会社(銀行や証券会社)への提案内容や勉強会のクオリティを高めるために、様々な企画を実施しているとのこと!是非最後までご覧ください。

販売会社(銀行や証券会社)向けにファンドの導入や販促の企画に関わる仕事を担当

――これまでの経歴を教えてください。

2009年に大手信託銀行に新卒で入社して、リテール業務を担当していました。個人のお客さまの資産運用・不動産・相続等の相談に乗ってそのニーズに即した商品をご提案することが主な業務でした。その中で、資産運用に興味をもち、投資信託のメーカーでもある大和住銀投信投資顧問(現:三井住友DSアセットマネジメント)に2015年に中途入社して、現在に至ります。

――現在の仕事内容について教えてください。

販売会社(銀行や証券会社)向けにファンドの導入のための営業や、販促の企画に関わる仕事をしています。メインの仕事は大きく分けると2つで、1つは当社で設定・運用するファンドを販売会社にお取り扱いいただくため、ファンドの投資哲学や運用手法等をご紹介して、魅力を感じていただけるような提案を販売会社の本部の方向けにすること。

もう1つは、当社のファンドを導入いただいた後、販売会社の営業員の方(個人投資家へファンドを販売している方)などを対象に、勉強会を行うこと。以上がメインの仕事ですね。現在はオンライン専業の販売会社様と地域金融機関様を担当しています。

――ご自身の営業スタイルはコロナ前後で変化はありましたか。

提案するコンテンツや勉強会のクオリティを高めることに一段と力を入れるようになりました。

コロナ前であれば、地方の金融機関へ営業に行く際、わざわざ来てくれているから、ということでお会いできた側面も少なからずありました。しかし、オンラインでの面談だとそういった義理みたいなものは無いですし、会うメリットがないと思われたら即座に断られてしまいます。

対面の時と同様のスタイルで、オンラインでの勉強会をしても、営業員の方にとって物足りないものになってしまうこともあるため、1つ1つの場のクオリティを上げていかなければならないと思っています。工夫を凝らした勉強会は他の運用会社も行っているので、その中でも抜きん出ないと当社の勉強会に参加しようと思ってもらえません。そのクオリティは各運用会社が切磋琢磨して高め合っている状況かと思います。

従来の金融機関には無かった親しみやすいコンテンツで「アクティブファンド」の魅力を伝える

――直近ではファンド特設ページ制作や個人投資家向けのウェブセミナーを企画されたと聞いています。その企画を実施することになった経緯を教えてください。

アクティブファンドの運用者の想いを伝える場として、特設ページを作成しました。またウェブセミナーでアクティブファンドの面白さ、魅力に気付いてもらいたいということで企画しています。

当社はお客様のQOL向上に貢献する最高の資産運用会社を目指すことを経営理念として掲げています。そして、QOL向上に貢献する手段の1つがアクティブ運用だと考えています。

そこで、当社のファンドラインナップや、アクティブファンドを通じた投資機会を提供したいという当社の想いを伝えていけたらと思い、特設ページを制作しました。例えば、イノベーションという観点や、最近注目されているサステナビリティの観点も盛り込みながら制作しました。

特設ページ「アクティブファンドを通じて投資家のQOL向上に貢献したい」
https://www.smd-am.co.jp/extra/qualityoflife/index.html

最近はコストの安いインデックスファンドに注目が集まっており、アクティブファンドの良さを充分に伝えきれていないと感じています。当社の強みであるアクティブファンドというのは、運用会社の社員が汗水たらしてリサーチして、投資判断をし、リターンをお返しする、というような付加価値を提供することが特徴だと思っています。このようなアクティブファンドの良さを、この特設ページをはじめとして様々な形で皆さまに伝えていきたいですね。

また、ウェブセミナーについては、投資初心者・中級者を対象として、注目の投資戦略や投資テーマを解説する内容で企画しています。お客さまに興味を持っていただけるように、外部の著名人をゲストにお呼びすることもあります。投資家目線で率直なご意見やご質問を頂いて、それに対して当社の社員が回答するなど、飽きないような工夫をしています。

第1回は2021年8月に実施しました。フリーアナウンサーの青木源太さんとタレントの藤本美貴さんにご出演いただき、「あなたの知らないインパクト投資の世界」というウェビナーを開催しました。

過去開催したウェブセミナーはコチラ
https://www.smd-am.co.jp/event/action2030/index.html

ご視聴いただいた方にアンケートを取りましたが、感想として印象的だったのが、「従来の金融機関が主催するセミナーとは違って、テレビ番組を見ているようで非常に楽しめた」、「インパクト投資に少し興味を持てた」という声です。これはまさに我々が期待していた反応でした。今まで投資に興味が薄かった方たちにも関心を持っていただけて、アクティブファンドについてより身近に感じていただけた企画だったのかなと思います。

次回は2021年11月30日に第2回を企画しておりますので、是非こちらもチェックしていただければ嬉しいです。

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詳細・お申込みはコチラ
https://www.smd-am.co.jp/event/action2030/index.html

ファンドを運用している方々の想いを発信する場を営業担当が作っていきたい

――今までの仕事の中で一番印象に残っていることは?

未取引だった地域金融機関で当社のファンドをお取扱い頂き、リレーションを深めていくことでファンド残高を大きく伸ばすことができた点です。

きっかけは当社で提供している営業員の方向けの研修だったのですが、この研修にご参加いただいたことで先方の様々な方とリレーションを構築することができ、販売現場が抱える悩みなど先方のニーズを把握することができました。その解決策として当社ファンドをご提案したところ、ご採用いただくことができました。

ファンドを採用頂いたあともそれまでに築いたリレーションをもとに、ファンドの推進方法や販売現場の方々が使用するツールについて、密に話し合いながら進めることができたので、着実に残高を伸ばすことができました。未取引の状態から自分が開拓してファンドを大きくできたことはとてもいい経験でしたし、当社に入るまでのリテール業務と比較すると、動いている金額の規模が全然違うなと感じて、とても心に残っています。

――今の仕事で課題はありますか

ファンドの運用担当者の想いがまだまだ伝えきれていないと感じています。
今はアクティブファンドを選ぶ際、過去のパフォーマンスがいいか悪いかだけで判断される方も多いと思います。どんな人たちが、どんな想いで運用していて、どういう観点で投資先の企業を選んでいるのか、という情報があれば、アクティブファンドを選ぶ際の1つの基準になると思うんですよね。なので、ファンドを運用している方々の想いを発信する場を我々営業担当が主導して作っていきたいですね。

――森さん、ありがとうございました!

森 正博
2009年に大手信託銀行に新卒で入社、リテール業務に従事。2015年に大和住銀投信投資顧問(現:三井住友DSアセットマネジメント)に中途入社し、地方金融機関およびオンラインチャネルでの販売会社様向けの営業や、地方金融機関の営業を担当。

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