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【アクティブ元年・日本株ファンド】運用チームに新しいファンドマネージャーがジョインしました!

この度「アクティブ元年・日本株ファンド」運用チームに、吾妻シニアファンドマネージャーがジョインして、5人体制に拡充されました!
今回は、同チームへのジョインを長年熱望して夢の第一歩を踏み出した吾妻さんにインタビューを行い、熱い想いを取材しました!!!

吾妻シニアファンドマネージャー

吾妻 広基
2010年に大和アセットマネジメントに新卒入社。2018年から三井住友アセットマネジメント(現三井住友DSアセットマネジメント)に入社し、アナリストとしてエレクトロニクス産業など外需セクターを担当。外資系ヘッジファンドを経て、2023年に三井住友DSアセットマネジメントに再入社。2024年7月より「アクティブ元年・日本株ファンド」運用チームのファンドマネージャーとなる。

もともとは企業調査アナリストをされていたとのことですが、ファンドマネージャーを希望した理由を教えてください
アナリストになりたての頃は、企業調査の面白さに没頭する日々を送っていました。しかしリサーチ方法がある程度身についてきた頃、調査・推奨レポートを書いて、FMに最終判断はお任せすることに、何か物足りなさを感じていました。自分で発掘・調査し、経営陣にも何度も面談した銘柄は、自分で投資判断して、ファンドで組入れて最後まで責任を持ちたいという気持ちが高まり、FMになりたいと思いました。

では、実際にファンドマネージャーになるため、どの様な作戦だったのか教えてください
アナリスト時代のリサーチ体制は、チームの方針により大型株中心に調査をしていましたが、サプライチェーンを理解するためには、中小型銘柄のリサーチも必要でした。また、中小型銘柄は取材や独自の視点での企業価値発見の宝庫であり、差別化が図れると思いました。当時の所属長の理解度も高かったことが奏功して、中小型株の調査やメモ・レポートの作成、運用部門への共有も許可して貰えました。
調査メモ・レポートを共有している中、現在のアクティブ元年・運用チームは中小型株の投資対象を拡充していた時期でもあったため、意見交換を求められたり、共同取材したりして、関係性が深まりました。自身の次のキャリアとして、FMに挑戦したいという気持ちが強くなり、2024年7月から当チームに加入することが叶いました。

企業取材や工場見学などにおいて重視していることを教えてください
「細かい変化への気づき」だと思います。四半期の企業決算レポートに記載されていること以上の細かい変化に気づくには、継続的な取材が必要です。少なくとも四半期に一回は同じIRやマネジメントと面談するようにして、最新の状況を確認するようにしています。
工場見学は、企業文化や現場の雰囲気を感じることが出来るので、積極的に参加するようにしています。現場の声を聞くことで、企業が目指している方向性と合致しているか確認することができます。

銘柄推奨や投資判断において重視していることを教えてください
業界の変化を敏感に察知し、将来の事業環境の変化や技術革新を必死に追いかけています。そのために、大企業や海外企業、学会の情報も積極的に集めています。特に、今まで見てきた製造業は、事業環境の変化が与える影響は非常に大きいです。将来を予測するのは非常に難しいですが、しっかりと情報を集めていると、株価が動く前に変化の兆しを見つけることができます。また、中小型銘柄は大型株が注目され始めてからタイムラグがあるため、そのタイムラグを利用して、1-2歩先に組み入れを行う。これが醍醐味でもあり、パフォーマンスを残すために必要だと思っています。

これは独自の目線だろうと自負していることや、拘っていることはありますか
先程コメントさせて頂いた業界の変化をいち早く察知することに拘っており、アナリストとして製造業を幅広く担当した知見や経験則、ネットワークが中小型株運用でも十分活かせると思っています。
あとは、「取材した企業関係者のコメントを中立的な気持ちで判断」することです。IRやマネジメントのコメントだけではなく、工場見学や部門担当者への取材、関連企業への多面的な裏取り取材などを行うようにしています。

得意な相場つきを教えてください
はい。景気が良くなり始める転換点です。景気の転換点では、大手製造業から戻り始める傾向が多く、これまでの知見が活かされるところです。大企業に関連している中小企業の業績の戻りを取りに行くところにαの源泉があり、差別化できるところだと思っています。
一方で、調整局面では、まだまだ勉強の余地があると感じています。その点では、歴史ある中小型運用チームの一員になれたこと、学びの宝庫です。リーマンショックやチャイナショック、そしてコロナショックなど、数々の激動局面を生き抜いてきたチーム・メンバーの知見や経験則が学べる大チャンスですので、とてもエキサイティングです!

運用チームにジョインしてから数か月経ちましたが、期待通りですか。今の心境は??
7月1日からチームにジョインしましたが、早い段階で推奨した銘柄をポートフォリオに組入れることが出来ました。もっと貢献できるように頑張って行きます。
チームにジョインして1か月ほど経った時に日経平均が一日で12%も暴落し、それ以上に下落する担当銘柄もあって、正直動揺しました。しかし、数日して相場は落ち着き、その後、好業績が期待できる銘柄の株価が上昇し、確りと企業取材して投資判断すること、信念を持ってやることは間違っていないと感じました。
FMになって早々にリアルなショックを体感できたことはラッキーだったかも知れません。良い経験値になった筈です。

チームの中でどの様な面で貢献できると考えていますか
製造業中心に、業界の変化やサプライチェーンへの影響については、チーム・メンバーが推奨する銘柄において、他に見落としは無いかどうか、意見を述べることが出来て、縁の下の力持ちになれるかなと思っています。また、自身が得意なセクターから、チーム・メンバーがカバーしていない銘柄を調査・推奨することで、チームの投資対象銘柄群の拡大に貢献できると思っています。

将来の夢を教えてください
ファンドを大きくしたいです。中小型株運用は、ファンドサイズとパフォーマンスはトレードオフというのが業界の常識ですが、5名体制となったので、投資対象銘柄群を拡大することにより規模とパフォーマンスの両立を実現させたいです。個性の異なるメンバーが最良と思える銘柄を集めることで安定的なパフォーマンスを達成できると思っています。

座右の銘を教えてください
「リスクを味方にしてαにする」です。お客さまの大切な資金を運用させて頂いていることを考えると、リスクを取ることは、時には恐怖を感じます。しかし、リスクを確りと取らないと、良好なリターンは決して生まれません。投資している銘柄に対しては、「何のリスクを取っているのか」、「リスクはどの程度発生しうるものか」などを明確に把握する必要があります。とことん分析して多面的な取材で裏付けも取り、ここで勝負できると思ったら、許容できる範囲で最大限のリスクを確りと取れれば、必ずパフォーマンスは付いてくると信じています。

最後に、お客さまにコメントをお願いします
運用報告動画やSNSを通じた情報発信、そしてセミナーを通じて、皆さまに資産運用の楽しさを直接お伝えしたいです。また、企業への投資を通じて彼らの成長を応援し、その実績を享受しつつ、投資家の皆さまと一緒にファンドの実績を積み上げていきたいと思っております。

「アクティブ元年・日本株ファンド」運用チームの古賀FMよりコメント
吾妻さんは、約9年も同じ4名の顔ぶれで運用をしてきた私たちのチームにとっては念願の”新風“です。私たちが運用する「アクティブ元年日本株ファンド」が、投資家の皆さまの中長期の資産形成に資するためには、投資哲学が徹底された運用体制の持続性はとても重要であり、50代が3名となったチーム構成の中で、将来を担う有望な人材が加わったことは、とても大きな前進です。
吾妻さんは、私たちが投資判断をするうえで最も大切にしている企業取材を既に数多く手がけており、経験を積み重ねてきた中で、自分なりの視座、投資視点を持っています。
また、テクノロジーを中心とした製造業への知見が深く、この分野では弊社内に限らず、業界の中でも有数の人材だと思っています。
こうしたことから、即戦力として大いに期待していますが、さらに、取材対象を広げていく中で、将来にわたりファンドマネージャーとして大活躍してもらえるものと考えています。
投資家の皆さまも、ぜひ吾妻ファンドマネージャーの今後の活躍に注目してください!

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