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「アクティブ元年・日本株ファンド」運用報告会のQ&Aを大公開!

2/27(土)に「アクティブ元年・日本株ファンド」の運用報告会をオンラインで開催しました!

Q&Aコーナーにて、ファンドマネージャー(FM)4名が視聴者の皆さまからの質問に回答した内容を大公開!組入銘柄の投資判断や、企業取材の際に最も重視していることなど、普段のセミナーではお話しできなかった内容まで回答いたしました!

――企業取材のときに何を一番重視していますか

梅原FM:私が重視していることは3つあります。1つはその企業が戦っている市場が拡大しているか・ポジショニングがいいかどうかということ。2つ目はその企業に明確な強みがあるかどうか。これは技術だったりネットワーク、ブランドなど様々ですが、その企業が他社に負けない何かしらの絶対的な強みを持っていること。そして3つ目は経営者が優れていること。この3つだと思います。

あと、株価という観点でいうと、成長ストーリーがシンプルで分かりやすいかどうか。誰もがそりゃそうだよねって思えるような成長ストーリーを持っている企業は、株価としては上昇しやすい傾向があるかと思います。

――組入銘柄の比率で意識していることはありますか?

木田FM:投資対象の企業がどのような成長ストーリーを持っているのか、株価上昇の時間軸をどの辺に設定しているのかということを踏まえてウエイトを調整しています。その後、保有している間に株価が上下してウエイトが変わってくれば、その都度売買の判断を行っていきます。

――組入銘柄の株価が上昇したら、まだ上昇余地があっても売却しますか?

木田FM:どの時間軸で株価が上昇すると思っているか、によると思います。例えば次の決算で良い数字が出るとか、いいニュースが出てくるとか、株価上昇の時間軸が短いものであれば、組入比率の調整をせず、上昇のタイミングを待って売却の判断を考えていくこともあります。

逆に、例えば1~2年後に株価上昇の想定をするような、株価上昇の時間軸が長い場合、その銘柄が短期的に株価上昇した場合はウエイトをいったん落として、上昇を想定しているタイミングが近づいてきたらウエイトを上げる(買い増す)ということも行ったりしています。

――マーケットが上昇している局面では、「下落リスク」と「投資チャンス」の両方が拡大すると思います。この二つのバランスをどのように考えていますか。

木田FM:自分たちが保有している銘柄に関しては、どういう要因で株価が上昇しているのかを逐一検証しながら、その株価がオーバーシュートしていないかどうか(一方向に行き過ぎていないかどうか)を判断します。もしオーバーシュートしていると判断したなら、いったん売却して、中長期的な成長ストーリーはあるけど現状株価が上昇していないような銘柄に入れ替えたりします。

――ファンドの運用を長期間継続するという観点ではどんな工夫をしていますか。

梅原FM:3つポイントがあります。1つは明確な勝ちパターンを持っていること。お客さまがいてこそ成り立つ仕事なので、マーケット(市場平均)に勝たないと続けられない。続けるには勝つ必要がある。そのためには勝つ理由(仕組み)を明確に持っていなければならないと考えています。

2つ目は、その勝ちパターンをチームで共有することが大事だと思います。一人で判断していると、どうしても間違う可能性があるので、そのリスクをチームで分散して、勝ち続ける確率を上げるというのが大事だと思います。

3つ目が、勝ちパターンを継続・継承していくことが大事だと思っています。長期で運用していく中で、チームメンバーの入れ替わりは必ず生じてしまいますので、いかにその影響を小さくしていけるかがポイントです。

――FMが変わると得られる成果も変わりますか。

梅原FM:影響がないと断言をするのは難しいかもしれません。ただ、上述の通り、チームで運用しながら勝てる文化を継承していけるのであれば、FM一人一人の差異も最小限にできると考えています。私たちがチーム運用を重視しているのは、そういった面が大きな理由の一つです。

――商品が増えていくと、当ファンドへの力の入れ具合が落ちたりしますか。

井上(マーケティング担当):弊社で運用する商品が増えても、「アクティブ元年・日本株ファンド」への力の入れ具合が変わることはありません。なぜなら、当ファンドは直販の専用ファンドであり、直販ビジネスは当社のアクティブ運用会社としてのブランドそのものであるからです。

また当ファンドを通じて、我々が運用会社として本当にやりたいこと・やるべきこと(お客さまとの直接的なコミュニケーションや資産形成のサポートなど)を実践しようと考えています。ですので、当社のブランドとして、当ファンドに力を入れて取り組んでいく方針というのは今後も変わりません

――組入上位銘柄の現状の実績と見通しについて教えて下さい。

木田FM:ここでは半導体製造装置用の石英ガラス商品などを製造・販売しているテクノクオーツについてお話しします。

【校了】運用報告会_第二部Q&A

石英ガラス製品は、半導体製造用の装置 に組み込まれて出荷されているので、設備投資の動向にリンクするところがあります。また、半導体の生産に応じて消耗品として出ていくものがあり、2つの需要があります。

テレワークでの需要増や5Gの普及などによって通信が高度化していく中で、半導体の需要が高まるという背景や、自動車の電装化などによりさらに半導体の需要が高まっている、そんな背景もあり、企業価値の向上を見込んでいます。

組入れた時期は米中貿易摩擦の影響で、半導体関連株への投資が警戒されていた時期だったんですね。その中で当銘柄は受注が堅調に推移していて先行きが悪くないと判断しました。また、1年間で生み出されるキャッシュフローに対して株価が割安だったことや、この企業が過去に積み上げてきた利益に対しても株価が割安だったこと等から組入れの判断をしました。

その後、発表された決算では、半導体需要の好調さを背景に業績が堅調に推移していたので、それに応じて株価も上がってきています。業績堅調が持続するとみており、継続保有の判断をしています。

――ファンドの純資産残高が大きくなった時、運用方針は変わるのでしょうか。

金子FM:いい企業に投資をするという方針は変わらないので、純資産残高が大きくなっても、小さいままでも、我々のやることは変わらないと思っています。

古賀FM:中長期にわたって当ファンドを保有していただくために、今のような純資産が小さい時から、将来も変わらない、同じ運用スタイルで私たちの運用品質を示したいと考えて運用しています。よく、この純資産総額なら、もっと銘柄を絞って投資したほうがいいのではないかと、お客さまからご意見をいただくことがありますが、FM4人による投資アイデアの分散をしっかり図りながら、企業価値の向上を享受していけるポートフォリオで投資成果を積み上げていきたいと考えています。

――投資テーマの見つけ方と実際の投資判断への結び付け方について教えてください。

古賀:私たちはテーマに投資するのではなく、企業に投資しています。したがって、投資テーマは企業を調べていくきっかけに過ぎません。ですので、四季報を片っ端から読んで気になる企業を見つけることもあれば、メディアなどで気になった一つのキーワード、投資テーマから発想を膨らませてその企業にたどり着くということもあります。そうして見つけた企業について、取材や分析を行って投資判断しています。


――直近で新たに組み入れた銘柄があれば教えてください。

梅原FM:機械部品を作っている日本トムソンについてお話しします。特に高精度のリニアガイドとニードルベアリングについてはグローバルでシェア2位という強みを持っています。この企業の株価は、景気が良くなると上がる、悪くなると下がる、いわゆるシクリカルな動きをしています。

【校了】運用報告会_第二部Q&A2

直近だとコロナ禍で設備投資が抑制されて、業績が厳しい局面にあったため、過去の株価レンジでもかなり下の方にありましたし、バリュエーション的にも過去最低水準にありました。その中でコロナ後を見据えて徐々に景気が動き出している中で投資チャンスがあると思ってずっとウォッチし続けて、この割安な水準のタイミングで組み入れを行いました。

――バブルのような株価上昇機運の中で、いつまでこの状況が続くのか不安です。株価の急落しそうな要因と時期を含めて今後の予想をお願いします。

古賀:コロナショック後に株価が回復した1つの要因として、緩和マネーが挙げられます。したがって、この緩和マネーが収縮するタイミングは今後意識すべきポイントの1つと言えます。ただ、コロナ禍においては、すぐに縮小するものではないと考えています。

また、最近は金利の上昇が株価下落の要因となっています。一般的に金利が上昇すると、債券の魅力が高まって、株式から債券にお金がシフトする動きがみられます。ただ、足下の金利上昇は今後の景気回復を見据えたものであり、株式市場にも恩恵があるものと現時点では考えています。

今後株価が下落すると考えられる時期は正直分かりません。当面、米国は金利上昇を抑制して資金供給も行うということなので、現状は安心感がありますが、それを引き締める議論が始まるタイミングというのを注視していきたいと思います。

その局面においては、どんな状況でも業績を維持できる企業のウエイトを高めるような投資行動が考えられます。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!今後も資産形成や経済動向について等の通常セミナーもオンラインにて継続的に行っていきます!セミナー開催情報は、当社のメルマガやSNSにてお知らせしますので、皆さま是非お気軽にご参加ください!

※「アクティブ元年・日本株ファンド」の詳細はこちら
https://direct.smd-am.co.jp/fund/active/


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