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メディア出演多数!マーケットに30年以上関わるストラテジストの想い

今回は弊社チーフマーケットストラテジストの市川に、日々の仕事内容についてインタビューしました!30年以上マーケットに関わる仕事をしてきた市川が、これまでで一番印象に残っているマーケットイベントとは・・?

市川 雅浩
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)で為替トレーディング業務、市場調査業務に従事した後、米系銀行で個人投資家向けに株式・債券・為替などの市場動向とグローバル経済の調査・情報発信を担当。現在は、弊社のチーフマーケットストラテジストとして日米欧や新興国などの経済および金融市場の分析に携わり情報発信を行う。著書に「為替相場の分析手法」(東洋経済新報社、2012/09)など。CFA協会認定証券アナリスト、国際公認投資アナリスト、日本証券アナリスト協会検定会員。

独自の視点でマーケット動向を解説する「市川レポート」は1,000号を超えた

――これまでの経歴と、現在のお仕事内容について教えてください。

かれこれ30年ほどマーケットに関わる仕事をしています。

まず、大学卒業後は銀行で為替資金業務をしていました。全く未知の世界だったので、慣れないことが多かったのですが、相場変動の速さ等を分析する仕事に強い興味を持つようになりました。今では当たり前のインターネットや携帯が当時は無かったので、朝早くから夜遅くまで情報収集に奔走していた記憶があります。 

銀行ではその後、先物取引等、幅広い業務を経験しました。その後外資系の金融機関に転職してから株式に携わりました。その会社はグローバルなネットワークを持つ会社だったので、各国地域の株式ストラテジストから考え方を学べたのは非常に有益な機会だったと思っています。現在の主な業務としては、これまで習得してきた知識や経験を踏まえて、金融市場やマクロ経済の動向に関する情報を広く投資家向けに発信しています。 

――「市川レポート」という個人の名前でレポートを発信するようになったきっかけは何ですか?

当時の部長が、個人の名前でレポートを出してブランド化していこうと提案してくれたのがきっかけですね。このような職務をするという前提で当社に入社したので。 

ちなみに、市川レポートは2015年1月から発行していて、2021年6月で1,000号を迎えることができました。マーケットについては今も昔もそうですけど、本当に予期せぬことが突然、かつ頻繁に起こります。そこが面白い点でもあり、先を見通すのが難しいと感じる点でもあります。レポートを頻繁に書いているのですが、材料が尽きないですね。非常に楽しみながらやっています。 

市川レポートはコチラ 

――材料が尽きないとはいえ、困ることはありますか?

実はどの内容でレポートを書くか、その日の朝に決めておりまして。その日の朝に書こうと思ったことが、日本時間の早朝に急に他の何かが起きて、そちらのレポートを書かなければならないという時があります。その場合は急いでストーリーを組み立てなければならないので、朝バタバタすることが多いですね。 

――個人でレポートを黙々と作成しているというイメージが強かったのですが、チーム内での情報交換や部署をまたいでの打合せなどもあるのですか?

そうですね、情報収集という意味ではチーム内に限らず他の部署の方の意見を聞いて自分の考えをまとめて、自分の切り口で相場を語るようにしています。また当社のハウスビューがあるので、その方向性には沿うようにしています。 

――レポート発信やメディアへ寄稿する際に意識しているポイントはありますか。

分かりやすさと読みやすさを重視しています。あとは読み手の方に興味を持ってもらえるようなテーマを選定して、タイムリーに提供していくことを心がけています。 

早朝のテレビ出演は深夜2:00起き!?

――テレビにも出演されていますが、出演するようになったきっかけがあれば教えてください。

当社の広報チームの担当者が積極的に動いてくださり、出演のお話をいただけるようになりました。 

――早朝の経済番組等にも出演されていますが、何時に起きているのですか?(笑)

深夜の2:00に起きています。イレギュラーな時間帯の仕事ですが、フレックス制度やテレワークをフル活用して対応しています。 

――今までで一番印象に残っているマーケットイベントを教えてください。

トランプ前米大統領のTwitter投稿で相場がどんどん動いていくということがありました。長いこと相場を見ていますので、金融ショックはその時々で経験してきましたが、これはなかなかセンセーショナルな出来事だったと思いますね。アメリカの大統領がSNSを使って情報を発信し、相場を荒らしていく。少し前では考えられなかったことで、時代が変わってきていることを痛感しました。 

ただ、実際に時代の変化をしみじみ感じる暇はなく、素早く情報収集して現状を分析して、先行きの展望をまとめてレポート等で発信するということに努めていました。 

――1日の業務の流れを教えてください。

基本的には午前中に自分のレポートを執筆し、午後はレポートを書くための情報収集、記事寄稿やメディア出演の準備、セミナーや勉強会の資料作成という流れです。その間に電話取材をいただきますが、朝早い時では7時前からお電話をいただくこともあります。また、マーケットが荒れているときは取材のお電話をいただく件数が増えますね。 

――朝早い時間からスタンバイされているのですね。

そうですね、電話をいただく前に情報収集は終えておかなければならないので、準備して電話取材に対応するという感じですね。 

――コロナを経て、取材環境や情報収集などで変わったところ、苦労したこと等あれば教えてください。

コロナの感染が広がって、テレワーク中心のスタイルに移行しました。最初はどの程度普段通りにできるのか不安も多かったのですが、いざやってみるとテレワークでも十分対応できたので、良かったなと。また、早朝のテレビ出演など、時間が不規則なこともあるので、それでいうと、かなり効率化につながったなと思っています。 

豊富な知識と経験を活かして、いち早くマーケット情報を投資家に伝えていきたい

――仕事をする上で大切にしていることがあれば教えてください。

健康ですね(笑)。やっぱり体が資本なので、体を大切にして仕事をしっかりやっていく。それが一番大事にしていることです。 

――健康のためにされていることはありますか?

週末中心になってしまいますが、ジョギングやウォーキングなどをして、なるべく体を動かすようにしています。平日はテレワークだと座りっぱなしになってしまうので、一時間に一回くらいは席を離れて、少し体を動かすように心がけています。

 ――今の業務を通じてやりたいことや伝えていきたいことがあれば教えてください。

引き続きこれまで習得してきた知識や経験を活かして、金融市場やマクロ経済に関する情報をいち早く投資家に伝えていきたいです。こういった情報が投資家の皆さまの投資判断の材料の一つになれば大変うれしいなと思います。 

――投資家に対するメッセージをお願いします。

この先もマーケットが大きく荒れることは時々あると思います。私としてはこれまで通り状況をフォローしていきますので、情報源の1つとして「市川レポート」をご活用いただければ大変うれしいです。

もちろん私のレポートだけではなくて、当社は様々な種類のレポートをたくさん出していますし、YouTubeやTwitter などでも様々な情報を出しています。当社の情報を幅広くご利用いただければ嬉しいです。 

――市川さん、ありがとうございました!

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